有価証券報告書 第2【事業の状況】 1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
2025年度を最終年度とした「古河電工グループ 中期経営計画2022-2025」(25中計)の成果や課題、また外部環境の不確実性や著しい変化の状況を踏まえ、2026年度より、従来の中期経営計画からパーパスを軸とした経営方針に変更しました。
そのうえで、2030年に向けては、「古河電工グループ ビジョン2030」の実現を目指して、財務・非財務一体で収益機会とリスクを踏まえた6つの経営上の重要課題を特定しました。こうして当社グループが優先的に対処すべき経営上の重要課題を選定し、それらに注力することで、持続的成長と中長期的な企業価値向上を実現します。また、その結果となる2030年度の財務到達水準も示しました。現時点において最も実現可能性が高いと考える水準を示したもので、今後の外部環境変化により、必要に応じて見直しを行います。
本経営方針について、詳しくは、本統合報告書P.24-27「ビジョン2030実現に向けた経営方針」をご覧ください。
なお、これらは「古河電工グループ サステナビリティ基本方針」※に則るものであり、当社グループはパーパスに基づく経営を実践していきます。
※本基本方針の内容は、ウェブサイト「サステナビリティ」をご覧ください。
WEB「サステナビリティに関する基本的な考え方」
▍古河電工グループ パーパス 「つづく」をつくり、世界を明るくする。
▍外部環境
▍古河電工グループの特徴
当社グループでは、「古河電工グループ ビジョン2030」の実現に向けたマイルストーンとして、バックキャスティングおよびフォワードルッキングの視点から策定した25中計を2022年度から2025年度まで実行してきました。情報/エネルギー/モビリティの各領域およびその融合領域における社会課題解決型事業の強化・創出を掲げ、収益拡大に向けた3つの重点施策である「①資本効率重視による既存事業の収益最大化」、「②開発力・提案力の強化による新事業創出に向けた基盤整備」、および「③ESG経営の基盤強化」に取り組んできました。
2025年度の連結売上高は1兆3,076億円、連結営業利益は639億円、親会社株主に帰属する当期純利益は725億円でした。また、25中計では資本効率を意識した経営を推進し、ROICやROEを経営指標として重視してきましたが、2025年度にはROICは12.2%、ROEは19.1%となりました。これらを含む2025年度に達成すべき基準として設定した各財務目標に関しては、すべて達成しました。
▍25中計財務指標・目標と2025年度実績
| 財務指標 | 2025年度目標 | 2025年度実績 |
|---|---|---|
| ROIC(税引後) | 6%以上 | 12.2% |
| ROE | 11%以上 | 19.1% |
| Net D/Eレシオ | 0.8以下 | 0.6 |
| 自己資本比率 | 35%以上 | 39.1% |
| 売上高 | 1.1兆円以上 | 1.3兆円 |
| 営業利益 | 580億円以上 | 639億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 370億円以上 | 725億円 |